【5/31開催】写真家・亀山仁 講演会「Burma/Myanmar 戦禍の記憶 2019-2024」/ミャンマー大地震の今、最新報告

「なぜこれほどの試練が続くのか・・」。誰もが思うほどの困難がミャマーで相次いでいます。半世紀つづいた軍事政権から、2011年に民政移管したミャンマーには海外からの投資が流れ込み、人々は自由と経済発展を謳歌しました。しかし2021年2月に起きた軍事クーデターから状況は再び暗転。民主化を望む市民への弾圧や攻撃、少数民族への空爆が続くなか、ミャンマー中部での大地震が苦難に追い打ちをかけています。
ミャンマーに魅了された写真家、亀山仁
2005年からミャンマーの人たちやその文化や暮らしを撮影する写真家の亀山仁さんは、ミャンマーで出会った人たちが政情に翻弄される姿をつぶさに見つめてきました。
軍事政権下でアジアの最貧国といわれたミャンマーが、2011年の民政移管をきっかけに、経済発展を続けて人々の表情が明るく変わっていく様子(写真集『Thanaka』2013年)。
急速に発展を続ける都市ヤンゴンと、変わらない町の景色を保つインレー湖周辺の様子(写真集『Myanmar2005-2017』2017年)。
「ミャンマー人の存在感の強さはいったい何なのか・・」。亀山さんは撮影を続けるうちに、ミャンマーの人たちの魅力に引き込まれます。今も続く軍事政権による弾圧と殺害、第二次世界大戦中に日本が侵攻した際の悲惨な歴史など、多くの悲惨な出来事にも屈せずに、助け合う寄付文化や心信深い宗教が根ざしたミャンマーの人たち。亀山さんはファインダー越しに問い続けているのです。
「戦禍の記憶」は今も続く現実
2019年から亀山さんは「戦禍の記憶」をテーマに撮影を開始します。第二次世界対戦中に日本兵と話をしたという85歳の女性との出会いがきっかけでした。
インパール作戦の舞台となったチン州で撮影を始めた亀山さんでしたが、2020年からの新型コロナの感染拡大より撮影を中断。その後2021年に軍事クーデターが起き、再びミャンマーは苦境に追い込まれていきます。亀山さんは「戦禍の記憶」が今も続く現実なのだ、と気づいたといいます。
その後、インドやタイのミャンマー国境地域で撮影をつづけ、最新の写真集『Burma/Myanmar 戦禍の記憶 2019-2024』を2025年3月に上梓。写真展が7月5日からギャラリー冬青にて開催されます。
亀山さんの活動は写真家だけにとどまりません。「写真家としてできることをしたい」と、ミャンマー人たちに支援する一般社団法人「ミャンマーの平和を創る会」を設立し、「2025年ミャンマー地震」の緊急救援に取り組んでいます。
今回の講演会では、ganasサポーターでもある亀山さんの写真作品を鑑賞しながら撮影にまつわるエピソードを伺い、ミャンマー大地震の被災地の状況と支援活動について話していただきます。
登壇者プロフィール
亀山 仁(かめやま ひとし)
写真家。1966年東京生まれ、神奈川県相模原市在住。「Thanaka」、「Myanmar 2005-2017(冬青社)」を出版。 2021年2月のクーデター以降は、以前の本来のミャンマーの姿を知ることでミャンマー情勢に関心をもってもらうため、日本各地で写真展やイベント開催、講演、執筆活動などをしている。一般社団法人ミャンマーの平和を創る会(共同代表)、一般社団法人ミャンマー祭り 理事、 NPO法人メータオ・クリニック支援の会 会員、 NPO法人ミャンマー国際支援機構 会員、 NGO SOSIA 事務局、公益社団法人日本写真協会 会員
・ホームページ https://hitoshi-kameyama.com/web/
ganasとは
途上国・国際協力に特化したNPOメディア「ganas」は、ミャンマーの記事を200本以上発信しています。ganasはまた「行動するメディア」として2021年9月、軍事クーデターにより失業したミャンマー人のためのオンライン英会話「ミャンマー英語サロン~英語をしゃべってミャンマー人を救え!」を立ち上げ、仕事づくりだけでなく寄付金をミャンマーの孤児院へ届けるなどをしています。海外取材プログラム「Global Media Camp inタイ」ではタイに逃れたミャンマー難民を取材します。
日時
2025年5月31日(土)15時~17時(日本時間)
※18時30分から別会場にて懇親会あり
タイムライン(予定)
14:50~開場
第1部 <亀山仁さん講演>
15:00~15:10 ganasおよびganasサポーターズクラブについて
15:10~15:15 オンライン英会話プログラム「ミャンマー英語サロン」について
15:15~15:55 講演「Burma/Myanmar 戦禍の記憶」(亀山 仁さん)
(15:55~16:00 休憩)
第2部 <ミャンマー大地震報告>
16:00~16:15 参加者交流タイム
16:15~16:30 ミャンマー大震災での緊急支援「ミャンマーの平和を創る会」(亀山仁さん)
16:30~16:45 被災地マンダレーから最新状況(WFP職員:森長史人さん)※
16:45~16:50 「ミャンマー英語サロン」ミャンマー人講師から地震後の様子※
16:50~17:00 意見交換(オンライン参加者はブレークアウトルームにて)
17:00~17:10 お知らせ
※ミャンマー・タイからオンライン参加のため回線状況によってはつながらない場合があります
*18:30~20:00 別会場にて懇親会を予定しています
会場
<会場参加>都内会場(確定でき次第掲載します)
<オンライン参加>Zoomを使います
*当日の正午をめどに、ZoomのURLはPeatixのメッセージ機能を使ってお送りします。ご確認ください。
参加費
・ganasサポーターズクラブのパートナー/サポーター:無料
・一般:700円
・録画視聴(当日欠席):700円
*懇親会は別途実費となります
*入金後のキャンセルは返金できかねます。ご了承ください。
*当日参加が難しい方は、講演と報告部分を録画する「録画チケット」をお求めください。
*途上国を盛り上げ、途上国から学ぶコミュニティ「ganasサポーターズクラブ」にまだ入っていらっしゃらない方はこの機会にどうぞ。途上国をテーマとする非営利メディア「ganas」の活動をサポートしていただくだけでなく、さまざまな特典(お得に学べたり、途上国に関心がある人同士の交流も)をご用意。今回の講演会も無料となります。
定員
<会場参加> 20人程度(先着順)
<オンライン参加> 制限なし
*懇親会のご案内(懇親会だけの参加も歓迎です)
<時間> 18時30分~
<場所> ゴールデン バガン(ミャンマー・シャン州の伝統料理)
東京都新宿区富久町8-20 カーサ富久町 1F 電話:03-6380-5752
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130903/13178952/
申込方法・締切り
下のPeatixページにある「チケット」よりお申込みください。
*締切りは5月30日(金)まで(先着順です)
https://peatix.com/event/4414139/view
こんな方におススメ
・ミャンマーを撮影する亀山さんの作品にまつわるエピソードを聞きたい!
・ミャンマーの普段の暮らしぶりを知りたい!
・ミャンマーと日本との歴史、関わりを知りたい!
・今のミャンマーの大地震の状況を知りたい!
・途上国に関心がある人たちと出会いたい!
・ミャンマーを支援する活動について知りたい!
・ミャンマー人を支援する英会話プログラムに関心がある!
・東南アジアやミャンマーが好き!
・途上国で将来働きたい!
主催
特定非営利活動法人開発メディア(NPOメディア「ganas」の運営団体)
・ウェブサイト:https://www.ganas.or.jp
・ganasサポーターズクラブ:https://www.ganas.or.jp/gsc
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