2015-12-17

DOWAホールディングス、ミャンマー初の管理型最終処分場を竣工、営業開始

当社(東京都千代田区外神田4丁目14番1号 資本金:364億円 社長:山田 政雄)子会社のDOWAエコシステム(株)(同所 資本金:10億円 社長:佐々木 憲一)は、2014年12月に設立した廃棄物処理事業を行う子会社「GOLDEN DOWA ECO-SYSTEM MYANMAR CO., LTD.」(ミャンマー連邦共和国ティラワ経済特別区内 資本金:36百万USD 社長:山本 淳)において同国初の管理型最終処分場を竣工し、廃棄物の受け入れを開始します。

経済開放政策が進むミャンマーでは海外から進出する企業が急速に増加し、交通・電力など基幹インフラの整備が推進されています。ミャンマーと日本が協力して開発を進めているティラワ経済特別区では先行開発区域第1期(211ha)の開発が2015年6月に完了するなど、同国への企業進出は着実に進んでいます。これらの動きに伴い、工業系廃棄物の発生量が増大し、廃棄物処理能力や適正処理を確保する必要性が高まっていくと予想されます。

DOWAエコシステム(株)は、日本のほか東南アジア(インドネシア、タイ、シンガポール)や中国において、廃棄物処理や金属リサイクル、土壌浄化などの環境・リサイクル事業を手がけています。これまでミャンマーには国際的基準(※)に準拠するような最終処分場はありませんでした。廃棄物処理は製造業を中心とする各種産業にとって必要不可欠なインフラであり、今回営業を開始するミャンマーの施設は、同国初となる管理型最終処分場として同国政府ならびに進出する企業から高い期待を受け、ティラワ経済特別区内のみならずミャンマー国内において発生する工業系廃棄物を中心に受け入れを始めます。また排出元の要望に応じ、廃棄物の最終処理に加えて、収集運搬、廃棄物の性状に応じた中間処理やリサイクルなど、総合的な廃棄物管理サービスを提供することで、多様な業種からの適正処理ニーズに対応し、ミャンマーの持続的な産業発展に寄与します。

※米国環境保護庁(United States Environmental Protection Agency, US EPA)の構造基準

DOWAエコシステム(株)は日本および東南アジア・中国で培った技術と経験を活かし、引き続き成長が見込まれるアジア地域において様々な環境問題の解決に貢献してまいります。

GOLDEN DOWA ECO-SYSTEM MYANMAR CO., LTD. 概要

1.営業開始  :2016年1月

2.敷地総面積 :約42万m2

3.処分場構造 :多重遮水構造、準好気性埋立

4.処分場容量 :第1期 約9万m3

5.処理対象物 :非有害廃棄物および有害廃棄物

プレスリリース:http://www.dowa.co.jp/jp/ir/news/2015/20151217.html