2016-01-15

IKEA Foundation・Save the Children・UNICEF、46カ国1200万人の子どもに学習環境

ニューヨーク、2016年1月15日 – IKEA FoundationとSave the Children(セーブ・ザ・チルドレン)、UNICEF(ユニセフ)との13年間のパートナーシップによる支援活動を通して、46カ国で1200万人を超える子どもたちがよりよい教育、教師、教材による優れた学習環境の恩恵を受けることができるようになりました。

2003年以来、IKEA Foundationのソフトトイキャンペーンによって、8,800万ユーロ(約111億7000万円) がSave the ChildrenとUNICEFに寄付され、社会から取り残された、世界でもっとも弱い立場の子どもたちが学校に通う機会を向上させるために役立てられました。さらに、寄付金は教師の研修や学用品の支給、学校やコミュニティーにおける児童保護システムの改善にも使われました。

「教育は、貧困から抜け出すためのもっとも確実な手段です。すべての子どもに教育を受ける権利がありますが、取り残されている子どもがまだ多くいます。UNICEFやSave the Childrenとの13年にわたるパートナーシップによって、この問題に戦略的に取り組み、世界でもっとも貧しいコミュニティーの教育の質を向上させるために資金を提供することができました。そして、1200万人以上の子どもたちの現実を改善するためにご協力いただいたイケアのお客さまとコワーカーの皆さんにとても感謝しています」 そう話すのはIKEA FoundationのCEO、Per Heggenesです。

エチオピアでは、IKEA Foundationの寄付金が、農村地域のコミュニティーで暮らす子どもたちに基礎教育を提供するUNICEFの活動に役立てられました。フレキシブルな教育モデルが大きな成功につながったため、エチオピア政府はそうした教育モデルを国全体に展開しました。

中国では、地方のいくつかのコミュニティーに、障害を持つ子どもたちのための幼児発達センターをつくるためにIKEA Foundationの寄付金が役立てられました。これらのセンターが子どもたちの人生によい影響を与えたことが、幼児教育をすべての子どもたちに提供するという中国政府の決断を促しました。

「UNICEFは、教育を通して子どもたちの人生を変えるために13年にわたって支援していただいたIKEA Foundationとイケアのコワーカー、そしてお客さまに感謝します」とUNICEFのGlobal Chief of EducationのJosephine Bourneは言います。「社会から取り残された、世界でもっとも弱い立場の子どもたちが教育を通して自分と家族のよりよい未来を築くチャンスを手に入れられるように、これまでの実績をベースにさらに活動を続けます」

IKEA Foundationの支援により、Save the Childrenはアジアやヨーロッパの17の国々で、学校に通っていなかった子どもたちに教育の機会を提供し、学習環境を改善しました。また、子ども中心の、暴力を使わない、障害のある子どもを含むすべての子どもを対象にしたインクルーシブ教育の指導方法に関する研修を教師に対して行いました。

バングラデシュやフィリピン、ベトナムでは、Save the Childrenが教育委員会や市民社会団体と協力して、少数民族の子どもたちが理解できる言語で学習できるようにする政策の改革や実施を支援しています。

「教育は基本的人権の一つです。教育によって子どもたちは、社会で成功するのに必要なスキルや知識を身に付けます。また、教育は命を救い、平和を守り、築きます。Save the Childrenは、IKEA Foundationとのパートナーシップ、世界中のイケアのコワーカーとお客さまによる支援に心から感謝しています。力を合わせることによって、障害を持つ子どもたちや少数民族の子どもたちに大きな変化をもたらしました。Save the Childrenは、すべての子どもに教育の機会が与えられるまで取り組みを続けていきます」そう話すのは、Save the ChildrenのEducation Global Initiativeのディレクター、David Skinnerです。

教育支援のためのソフトトイキャンペーンは成功を収めてきましたが、IKEA Foundationは東欧やサハラ砂漠以南のアフリカ、アジアで教育や幼児の保育・発育、児童保護、青年、人道的対応の分野において現在進行中の支援を通してUNICEFとSave the Childrenへの支援を今後も継続していきます。