2016-05-20

フェアトレードのミルクジェラート、NGO「わかちあいプロジェクト」が発売

フェアトレードと難民支援で開発途上国の人々を支える国際協力NGO「わかちあいプロジェクト」から、フェアトレードの普及を目指した新商品のミルクジェラートが発売しました。家族や友達と、学校やオフィスで、美味しいジェラートを味わいながら、フェアトレードについて考え、アクションを起こしてみるのはいかがでしょうか?

開発途上国で作られた作物を、適正な価格で継続的に取引することにより、生産者の自立を目指す貿易の仕組みがフェアトレード。世界125か国で流通する国際フェアトレード認証製品の市場規模は8,300億円を超え、世界の国際フェアトレード認証機関が主体となって今年5月に開催された「ワールド・フェアトレード・チャレンジ」には、世界50カ国180万人以上もの人々が参加し、フェアトレード・コーヒーを飲んでフェアトレードを広めるキャンペーンが実施されました。

日本では国際フェアトレード認証製品の市場規模はまだ94億円ほどとなっていますが、近年、倫理的消費や社会的責任に対する意識の高まりとあわせて、フェアトレードの取り組みに参加する団体や企業が増えてきています。

1993年から国際フェアトレード認証商品を数々販売してきた「わかちあいプロジェクト」では、より多くの人にフェアトレードを知り、手にとってもらうため、この5月に新商品のフェアトレード認証ミルクジェラートを発売しました。家庭や学校、オフィスなどで、家族や友達と一緒に美味しく味わいながら、フェアトレードについて楽しく語ってみるのはいかがでしょうか?

■フェアトレードで貧困からの脱却を、最貧国マラウイの農家の砂糖を使用

アフリカ南部、最貧国の一つであるマラウイ、シーレ川流域のサトウキビ生産者組合KCG(Kashinthula Cane Grower’s Association) は、1996年にマラウイ政府と精糖会社ILLOVOシュガーとの共同により設立されました。干ばつや洪水などの天候や市場価格に左右され、安定した収入を得ることのできなかった農家が、フェアトレードに取り組むことで、より公正な価格で対等に取引できるようになり、貧困からの脱却に向けて、地域コミュニティの発展と自立に向けたプロジェクトを実施できるようになりました。フェアトレードによって農家が得られるプレミアム(奨励金)を活用して、サトウキビ栽培の生産効率を上げる活動のほか、ヘルスケア、安全な水の供給、教育などが実施されています。

■こだわりのミルクで作ったプレミアムなジェラート、新鮮な牧場ミルクのコクと、さっぱりとした食感

ミルクジェラートの製造は、50年以上の歴史を持ち、乳牛品評会で高い評価を得ている岡山県の「松崎牧場」。平成22年には農林水産業の最高名誉である天皇杯を受賞しました。牛の主食の牧草さえも自家栽培し、こだわりの乳牛から自家搾りしたミルクのみを使用しています。安心安全の最高品質のミルクの良さをそのまま生かしたジェラートには、卵や余分な材料は一切使用していません。牧場の牛乳そのままのおいしさをギュっと詰め込んだミルクジェラートで、コクがあり濃厚、かつ後味がすっきりした味です。

【マラウイ産フェアトレードシュガー使用ミルクジェラート】

90ml 400円(税込)

  • 原料原産国:マラウイ(グラニュー糖)
  • 加工国:日本(岡山県)
  • 取得認証:フェアトレード認証(FLO)

わかちあいプロジェクトのオンラインショップで販売中

http://wakachiai.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=2119798&csid=0

プレスリリース:http://www.wakachiai.com/info/20160520/