2015-11-02

JPF、「アフガン・パキスタン地震被災者支援2015」出動を決定 ~死者350人以上、3万8000戸以上が全半壊 降雪と極寒の両国被災地域へ緊急支援~

特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム(東京都千代田区/以下、JPF)は、10月26日にアフガニスタンのバダフシャン州を震源として発生した地震による、アフガニスタン・パキスタン両国の被災者支援のための出動を10月31日に決定しました。

10月26日現地時間13時40分頃(日本時間18時10分頃)に、アフガニスタン北東部のバダフシャン州を震源として発生した震度7.5の地震の被害は、アフガニスタン・パキスタン両国に拡がっています。アフガニスタンでは83人が死亡し、394人が負傷、4900戸以上が全半壊、パキスタンでは271人が死亡、2,158人が負傷、33,445戸の住宅が全半壊しました。地滑りや通信アクセスの困難によりアフガニスタン北東部およびパキスタン北部で被災状況が明らかになっていない地域もあり、被害は更に拡大するとみられています。

現在、JPF加盟NGO2団体が関心表明・出動準備に入っています。

柴田裕子JPF海外事業部長は「現地では本格的な冬の到来が近づいており、人命を救う緊急支援が必要とされています。食料や緊急支援物資をはじめ、住む家を失った人々へのシェルター、越冬支援などのニーズに寄与するために出動を決定しました。被災地へのアクセスや安全の確保など、支援には課題が多くありますが、現地パートナー団体と連携し速やかに被災者支援を行います」と述べています。

「アフガン・パキスタン地震被災者支援 2015」

対応期間: 3 か月(初動対応)

予算枠 : 6,500 万円

対象地域: アフガニスタン・パキスタン両国被災地域

出動予定団体:ジェン、CWS Japan

プレスリリース:http://www.japanplatform.org/info/2015/11/021522.html