「アニメ」や「ゆるキャラ」・・・イスラエルを親しみやすい国に、駐日大使館のPR戦略

シャロウムちゃん(駐日イスラエル大使館のホームページより)。シャロームとはヘブライ語で「平和」を意味するシャロウムちゃん(駐日イスラエル大使館のホームページより)。シャロームとはヘブライ語で「平和」を意味する

駐日イスラエル大使館が10月24日から、「いいね!イスラエル~咲と典子の姉妹旅行~」と題するアニメシリーズを配信している。ユーチューブで視聴でき、全7話の予定。第1話は、主人公の咲が姉・典子からの誘いでイスラエルに旅行するところから始まる。配信約1カ月で、再生回数は37万回を突破。300件以上のコメントが寄せられた。1カ月に1話ずつ配信される予定だ。

日本のポップカルチャーを手段にしたPRについて、駐日イスラエル大使館は「多くの日本人にとって、イスラエルというと戦争や紛争というイメージが強い。だがそれだけがイスラエルではない、ということをアニメやゆるキャラといった日本人になじみ深いツールを用いて紹介するのが効果的」と話す。

駐日イスラエル大使館は2013年、「シャロウムちゃん」というゆるキャラも立ち上げた。シャロウムちゃんは11月1~3日、中部国際空港(セントレア)の特設会場で開催された「ゆるキャラグランプリ2014」にも参加した。ちなみにグランプリの座には、馬をモチーフにしたと思われる群馬県のゆるキャラ「ぐんまちゃん」が輝いた。

ゆるキャラ、アニメ、その次の展開について駐日イスラエル大使館は「秘密だが、これからもより多くの日本人にイスラエルを知ってもらうためのさまざまな試みを実行していく。どうぞご期待ください!」と意欲的だ。