2020-11-23

【1月の土曜に開講】言語化のカギは質問力!実践型『グローバルライター講座』の3期生を募集(〆切延長1/4まで)

スライド52 新

 

「言語化スキルを上げたいです。どうすればいいですか?」

こんな質問が時々、20~30代の若者からganas編集長のもとに舞い込んできます。

この質問、正直とても答えにくい。どこから答えればいいのかな、と頭の中がぐるぐる回り始めます。いっぱいあるけど、あえて言うと何だろう。

そうだ。「質問力」だ!

なぜなら良い質問は、たくさんの濃い情報を引き出します。悪い質問は、尋問のようになって、または意味が広すぎて(相手が答えにくくて)、断片的で、しかも薄い情報しか得られません。

良い質問は、相手に気づきを与えます(なるほど!と感謝されます)。悪い質問は、文句を言っているように聞こえます(相手をイラつかせます)。

質問力はまさに、言語化するうえで必須のスキル。質・量ともに情報が十分(キリはありませんが)あれば、文章がどんなにも稚拙でも、記事は完成します。反対に情報の質・量が足りないと、いくら名文が書けたとしても、中身はスカスカ。これでは言語化できたとは到底いえませんよね。

ganasは2012年の創刊から、700~800人に記事の書き方を教えてまいりました。9年間で蓄積したノウハウをベースに、「質問力」と「言語化スキル」を掛け合わせたスピンオフ(派生)コースを開講します。

その名も「言語化のカギは質問力!実践型『グローバルライター講座』」。開講する日時は1月9、16、23、30日(いずれも土曜日)の夜8時~10時半。仕事や学校がない週末の夜にいかがですか?

言語化のカギは質問力!実践型『グローバルライター講座』を開講するのは今回が3回目。2020年8月、9月にも開きましたが、おかげさまで大盛況。今回も「コロナの特別企画」ということで、通常の15~30%引きの特別価格でご提供します。

新型コロナが長期化し、途上国にも行けず、“ステイジャパン”を余儀なくされている皆さま。ganasと一緒に、コロナ期間のうちに、コミュニケーション力のベースとなる「質問力」と「言語化スキル」を集中的に高めておきませんか? オンライン(Zoomを使います)で開催しますので、世界のどちらからでもご参加いただけます。

言語化のカギは質問力!実践型『グローバルライター講座』の内容は下のとおりです。

講座のアクティビティは、国際協力・途上国の分野で活躍する/活躍しようと動く人を、受講者の皆さまが“記者”になってワイワイ取材し(オンライン)、記事を書くこと(ご自宅での課題)。楽しいだけでなく、情報を引き出せる質問のコツから、伝わる記事の書き方までを徹底的に学びます。

講師を務めるのはganas編集長の長光大慈。期限通りに提出していただいた記事はすべて、ひとりひとりにアドバイス付きで添削します(ここまで懇切丁寧に添削してもらえる講座はおそらく他にありません)。「ganas 流『伝わる記事』の書き方ガイド」(PDF版)も無料で進呈します。

言語化のカギは質問力!実践型『グローバルライター講座』で学べることは主に2つあります。

1つは言語化スキル。もっというと「情報を引き出す質問力」と「伝わる書き方」です。

皆さまが頑張って書いた文章は、悲しいかな、想像を絶するレベルで読まれていません。読んでくれるのは家族と友だちだけ。1億総発信の時代、これが現実です。

ですがそうはいっても言語化スキルは、記者にならない人でも、プロジェクトを企画して遂行したり、モノやサービスを売ったり、また仕事を得たりするためにも(就活のESなど)必要不可欠です。人生は、書くことから逃げられません。

楽しそうに生きている著名人をみても、ほぼ例外なく、みんな言語化スキルが高いですよね。言語化スキルとは早い話、長い人生を楽しく、そして自由に生きられる強力なツール。中年になってから「おれ(私)、書くのダメなんだよな~」と後悔しても手遅れなのです。

もう1つの学びは、国際協力・途上国の分野で活躍する/活躍しようと動く人のキャリアや悩み(忖度なし! クローズな場ですので)をリアルに知れること。

言語化のカギは質問力!実践型『グローバルライター講座』では、途上国を舞台に活躍する/活躍しようと動く人(合計2人)をオンラインで取材します。

1人は「NGO型」。バックパッカーから青年海外協力隊(ベトナム)を経て、ミャンマー在住のNGO職員となった西尾浩美さん。「ベトナム・ミャンマーの保健医療の現場から〜助かる命を助けるためにできること・やってはいけないこと〜」について語ってもらいます。

もう1人は「外務省型」。アフリカフリークで、学生時代になんと6度もアフリカへ渡航。現在は外務省勤務の森口雄太さん。トークテーマは「キャンパスの外へ踏み出そう!学生時代にアフリカへ6度渡航した若手外交官からのメッセージ」。

ある意味、対照的な2人です。彼らのキャリア(NGO型、外務省型)の描き方、現在の仕事の内容、気持ち(理想と現実)、今後の生き方、そのためにやっていることなどについて忖度なしで質問をぶつけてみませんか? 「美しい上辺の話はもういいよ!」「ドロドロした生の話をもっと聞きたい!」「理想と現実を知りたい!」と思う方におススメです。

途上国で将来働きたい方、言語化スキルを上げたい方、年明けに何か有益なものを学びたい方、コロナ期間の自己投資のひとつとして言語化のカギは質問力!実践型『グローバルライター講座』(第3期)へぜひお越しください。

ganasは過去14回、「途上国」と「伝わる書き方」を同時に学べる『グローバルライター講座』(8回コース)を開いてきました。これまでの受講者は550人以上。通常の8回コースが「伝わる書き方を体系的に学ぶこと」に主眼を置くのに対し、今回の4回コース(3回目)は「取材できる」実践性が魅力です。

【言語化のカギは質問力!実践型『グローバルライター講座』の日程と内容(予定)】

・第1回:1月9日(土)20:00~22:30

内容:取材してみよう(スピーカー:西尾浩美さん)、記事はディテール(詳細)が命、裏付けがない記事は記事ではない、裏付けとは何か、1つの質問で聞きたいことはすべて聞き出せるのか

西尾浩美さん(NGO職員):「ベトナム・ミャンマーの保健医療の現場から〜助かる命を助けるためにできること・やってはいけないこと〜」

白衣を脱ぎ捨てた看護師。NGO職員として、ミャンマーの山岳地帯(シャン州)で、少数民族の健康改善にたずさわる。

国際協力の世界に足を踏み入れたのは、文学部に通っていた大学時代。バックパッカーとしてアジア各国を旅する中で病気や障害をもつ人と出会い、途上国で医療をやろう!と決意。看護学科に入り直す。

日本の病院でしばらく働いた後、2011年から東日本大震災の被災地へ。大した知識はないものの、独身・無職・どこでも寝られる、という三拍子そろった看護師として重宝される。

その後、青年海外協力隊員となりベトナムの地方病院へ。念願の途上国医療だったが、子どもが次々に亡くなる現実と自分の不甲斐なさに、2年間さめざめと泣き暮らす。帰国後は、日本の病院で働きながら、医療通訳や熱帯医学の勉強などをしていたが、2018年にふたたび途上国(ミャンマー)へ。

現在は、予防接種や産前検診などの保健サービスが行き届かない人たちが、自分たちの健康をきちんと守り、命を落とさずに済むよう、ミャンマー人スタッフと試行錯誤している。

・第2回:1月16日(土)20:00~22:30

内容:受講者の皆さまが書いた記事のフィードバック、視点のもち方、欲しい情報、裏付けのとり方、具体的に書く方法(抽象的に書いても伝わらない)、眠くならない文章の書き方、見出しとリードにこだわろう

・第3回:1月23日(土)20:00~22:30

内容:取材してみよう(スピーカー:森口雄太さん)、オープンクエスチョンか・クローズドクエスチョンか、質問はひとつひとつ考えるのではなく連続性をもつこと、取材中に書きたいテーマとアングルを決めよう

森口雄太さん(外務省職員):「キャンパスの外へ踏み出そう!学生時代にアフリカへ6度渡航した若手外交官からのメッセージ」

「どうせなら他の学生が滅多に訪れない国へ行きたい」。大学1年生の時に渡ったアフリカが人生を変える転機となった。なかでも学生時代に4度渡航した中部アフリカのブルンジ共和国は自分の代名詞といえるほど大好きに。まったく知られていないこの国で、日本・ブルンジ間でビデオレターを作って交換することで文化交流する「日本ブルンジ架け橋プロジェクト」を実施。必要な資金の40万円はクラウドファンディングで集めた。

「アフリカに対する無関心をなくしたい」との思いから、学生時代に約3年間、ganasの記者として活動。ルワンダ南東部にあるブルンジ人難民キャンプの訪問や、ケニアのナイロビで開かれた第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)を取材し、大手メディアが取り上げない話題を記事にした。「自分が行動を起こし、情報を発信することで他の誰かが新たな行動を起こすきっかけを作りたい」。積極的に行動を起こし、学生時代に主催した講演会の回数は50回以上。

大学院修士課程修了後、2019年4月から外務省の専門職員として勤務。対アフリカ外交を担当する部署に1年勤務し、現在はフランスに滞在。2年後の大使館勤務を見据え、フランス語学習に没頭する日々を送る。

・第4回:1月30日(土)20:00~22:30

内容:受講者の皆さまが書いた記事のフィードバック、視点のもち方、欲しい情報、裏付けのとり方、具体的に書く方法(抽象的に書いても伝わらない)、結論から書かないと読まれない

*内容は変わる可能性があります。
*場所:ご自宅(Zoomをつなげます)
*詳細は参加が確定した方にご連絡します。
*やむなく欠席される場合は、その回の録画を視聴できます(保存期間は1週間程度。ダウンロードしてください)。
*期日通りに提出していただいた原稿(課題)はganas編集長がすべて、ひとりひとりにコメント付きで添削します。

*新型コロナの状況にもよりますが、ご希望があれば、オフ会を都内で開きます。 

【言語化のカギは質問力!実践型『グローバルライター講座』の3つのメリット!】

①取材をして記事にする(言語化する)コツがわかるようになる!

質問力を含む言語化スキルは人生を変えます。「自分のやっていることが他人に伝わる人生」と「そうでない人生」を想像してみてください(わかりやすい例がES)。伝わらなければ何もやっていないのと同じ、とまでは言いません。ですが間違いなく言えるのは、言語化スキルをもたない人生は“余計なハンディ”を負うということ。そのハンディ、ポイっと捨てませんか?

②途上国で活躍する/活躍しようと動く人のストーリーを裏まで聞ける!

国際協力・途上国に関心がある人にとって、将来のキャリアをどう描くかは悩みの種。「NGO型」「外務省型」という異なる2人のストーリーを追うことで、キャリアを考える際のヒントが得られます。夢への道はひとつではありません。アップルの創業者スティーブ・ジョブズの有名なスピーチの一説「Connecting the dots(点と点をつなげよう)」にあるように、今回のスピーカー2人もいま、「点」(好きなことを徹底的にやる)を作って増やしている最中。10年後、20年後についてどう考えているのか、聞いてみませんか?

③ganas編集長からフィードバックを直接もらえる!

書くことは考えること。自分が書いた記事に対して、メディアのプロ(ganas編集長はメディア歴26年)からアドバイスや指摘をもらえることは滅多にない機会です。どこを突っ込まれるのか、翌週までにそれをどうクリアしていくのか、この繰り返しが集中的なスキルアップにつながります。どんな視点で書いたものがユニークなのか、こうした気づきも刺激になること間違いなし。ちなみにganasのプログラムを修了して大手メディアに就職した人は数十人にのぼります。

【費用】

・一般:1万7800円
・学生:1万5800円
・「ganasサポーターズクラブ」のサポーター、パートナー:1万3800円

*12月19日(土)までのお申し込みは「早割」として2000円割引(受講料のご入金が完了していること)。
*ganas編集長による添削費用を含みます。
*「ganas 流『伝わる記事』の書き方ガイド」(PDF版)を無料で進呈。
*「コロナの特別企画」ということで通常価格から15~30%引き。
*受講生の都合により入金後に辞退されても返金はいたしません。ご了承ください。
ganasサポーターズクラブに入ると、講座が終わってからも継続してお得に学べます。
お申し込みが多数の場合、ganasサポーターズクラブのサポーター、パートナーの方を優先させていただきます(枠は最大10人)。

【定員】

20~25人(先着順)

お申し込みが多数の場合、ganasサポーターズクラブのサポーター、パートナーの方を優先させていただきます(枠は最大10人)。

【〆切】

12月26日(土)⇒2021年1月4日(月)に延長しました

*先着順。ただし定員に達し次第、締め切ります。
*12月19日(土)までのお申し込みは「早割」として2000円割引(受講料のご入金が完了していること)。
*お申し込みは受講料のご入金をもって完了いたします。
*お申し込みが多数の場合、ganasサポーターズクラブのサポーター、パートナーの方を優先させていただきます(枠は最大10人)。

【こんな方におススメ】

・言語化を苦手から得意に変えたい方
・情報を引き出せる質問ができるようになりたい方
・ESをうまく書けるようになりたい方
・自己満足の文章を卒業したい方
・NGOや学生団体で広報を担当している方
・社内報を担当している方
・メディアや記者の仕事に興味のある方
・メディアを立ち上げたい方
・取材を体験してみたい方
・途上国で将来仕事したい方
・国際協力を仕事にしたい方
・学校や会社では学べない“人生を楽しく自由に生きるスキル”を身に付けたい方
・同じ関心(途上国好きが集まります)をもつ人とつながりたい方

【過去の受講者の声(抜粋)】

「筆力が上がった実感はある。段落構成、明確な文の書き方を体系的に理解できた」

「自分の文章を何度も見直す習慣がついた。一文は長すぎないか、抽象的な言葉を使っていないかなど」

「大学では書く機会は多い。だが書き方を習う機会はほとんどない。書く力をつけられるこの講座はお勧め」

「途上国に携わっている人は文章を書くことも多い。ためになるので勧めたい」

「印象に残った学びは、コメントやエピソードを盛り込むこと。そのほうが記事に躍動感が出るし、読み手にとっておもしろくなる。自分が書いた記事を講師に添削してもらった後や、他の受講者が書いた記事を読んだときに実感した」

「文章を書くときの姿勢がガラッと変わった。記者を目指す人や書くのが好きな友だちに勧めたい」

「意味のない/薄い単語を極力使わないで書くことを意識できるようになった。内容を絞ること、1つの段落では1つのことしか書かないというコツも、言語化するために大事な作業だと痛感した」

「テキストがわかりやすい。これに沿って書くだけでも筆力は上がる」

「課題に対する講師のフィードバックが受講者全員に共有されるのも良かった。自分だけだと気づかない弱点にも気づける」

「学びになったのは、他の受講者に対する講師のフィードバックを読むこと。他の受講者が書いた記事も自分でフィードバックしてみると、良い書き方、ダメな書き方が具体例をもってわかる」

「質問の手法も学べた。最初はクローズドクエスチョンを重ね、オープンクエスチョンは最後のほうにもっていったほうが相手は答えやすい」

「その日の講座に使う資料を毎回、事前に共有してもらっていたので、その内容を踏まえて講座に臨めたことが有意義だった。取材相手に質問する時間や、受講者同士で意見交換する時間がたくさんあるのも良かった」

「取材した相手の方がかかわってきた国(ミャンマー)の仏教文化や国民性に興味をもった」

【主催】

特定非営利活動法人開発メディア(途上国・国際協力に特化したNPOメディア「ganas」の運営団体)

【申し込み方法】

「実戦型グローバルライター講座受講希望」と件名に書き、ご所属とお名前を明記して、下記のアドレスにご連絡ください。申込書をメールいたします。

特定非営利活動法人開発メディア宛 devmedia.ganas@gmail.com

下のURLからも申込書(ワードファイル)をダウンロードできます。
https://drive.google.com/file/d/1cy527w7jX83RQ3TioaClx-GFM3uP53c5/view?usp=sharing

*お申し込みはご入金をもって完了します。

【講師】

長光大慈(特定非営利活動法人開発メディア代表理事、ganas編集長)
上智大学法学部を卒業後、アジア最大の日本語媒体であるNNA(現在は共同通信グループ)のタイ支局とフィリピン支局を立ち上げる。電気新聞記者、フリーライター、デベックス・ジャパン・メディア部門責任者などを経て現職。合計10年以上の海外在住経験(米国、タイ、フィリピン、インドネシア、ベネズエラ)、45カ国以上の渡航経験をもつ。青年海外協力隊のOBでもある。ハンモックのコレクター。メディアの仕事を始めて四半世紀が経つ。