デスタパバナナ(公式フェイスブックより)
タンゴ発祥の国アルゼンチンで販売中の「デスタパバナナ」という名のキッチングッズがインターネット上で話題になっている。アメリカのメディア That’s Nerdaliciousもこの商品の斬新さを取り上げた 。
デスタパバナナは筒状の器具。これがあれば、縁日の露店で人気の「チョコバナナ」を家庭でも簡単に作れる。バナナを皮ごとセットし、付属の棒をバナナを縦に貫くように差し込み、抜く。するとバナナの中央に空洞ができるのでそこにチョコレートなどのフィリングを入れれば完成。あっという間だ。簡単にできる上に、このキットを使って作ったチョコバナナならば、食べるときに手を汚すことなく楽しめる。詳しい使い方は、ユーチューブに動画がアップされているので見てほしい。
しかもこのチョコバナナ、皮はついたままで、内側にフィリングを入れているので、ぱっと見は普通のバナナ。朝、家族に作ってあげれば、食べた人は驚いて一気に目が覚めるかもしれない。商品のホームページを見ると、フィリングはチョコレート味やキャラメル味があり、ストロベリー味は「近日発売」となっている。まだまだ新しい味が出るようで期待は膨らむばかりだ。
販売元は、デスタパバナナは「バナナとフィリングの両方を必要とするので、新たな仕事の機会を作ることになり、雇用を増やす」「世界中のバナナの売り上げと消費を増やす」「(チョコレートなどをつけるので)バナナを栄養満点にする」と謳う。まさに“夢のようなキット”だ。
しかし、残念ながらこのデスタパバナナ、現在のところアルゼンチン国内でしか販売されていない。(山尾香織)