海外で暮らす日本人は126万人、カンボジアは前年比21%増の1793人に

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外務省は8月15日、「海外在留邦人数調査統計」平成26年要約版を発表した。これによると、2013年10月1日時点で海外で暮らす日本人の数は125万8263人に上った。前年比8686人(0.7%)の増加で、過去最多を更新した。

国別でみると、トップは米国の41万2639人。全体の33%を占めた。以下、中国13万5078人(11%)、オーストラリア8万1981人(6.5%)、英国6万7148人(5.3%)、カナダ6万2349人(5.0%)の順。この5カ国で全体の6割に達する。

これ以外では、タイ5万9270人、ブラジル5万6217人、シンガポール3万1038人、マレーシア2万1385人、フィリピン1万7948人、インドネシア1万6296人、ベトナム1万2254人など。

在留邦人の数を前年と比較した場合、増加率が高かったのはカンボジア(在留邦人の数は1793人)の21.2%をはじめ、ペルー(3949人)13.7%、シンガポール12.8%、ネパール(1011人)11.2%、インドネシア10.7%、インド(7883人)10.5%など。対照的にエジプトと中国はそれぞれ11.4%、10.2%減少した。

在留邦人を男女別でみると、女性65万828人(52%)に対し、男性は60万7435人(48%)。1999年以降、女性が男性の数を一貫して上回っている。
また、外務省の「海外進出日系企業実態調査」によれば、13年10月1日時点で海外に進出している日系企業の総数(拠点数)は少なくとも6万3777拠点。前年から2989拠点(4.9%)増え、過去最多となった。