「競技かるたは武道!」、コロンビアで熱中する母娘がいた

メデジンにある日本文化センター「春のひなた」の道場で、競技かるたの練習をするアンヘリカさん(左)とファビアナさん。動きは激しい

11月の大会で優勝めざす

日本好きの母の影響を受け、ファビアナさんは幼いころから日本語を学んできた。「日本語を勉強する意味がわからない」と反発する時期もあったという。だが競技かるたに熱中するいまは楽しくて仕方ない。

「日本文化に出会わせてくれてありがとう、とお母さんに言いたい」とファビアナさん。それを聞いたアンヘリカさんは「競技かるたを一緒にやって良かった」と嬉しそうだ。

母娘をはじめ、ハルタの全部員がいま目指すのは、11月に近江神宮で開かれる世界大会の外国人トーナメントで優勝すること。

アンヘレスさんは「優勝して、これから入部する部員の目標になりたい。まずはメデジンで競技かるたを広め、いつかはボゴタや第3の都市カリにも支部を作りたい。そうすればコロンビアでも大会や練習試合ができて、もっと強くなれる。日本のチームにも勝ちたい」と未来を見据える。

母のアンヘリカさん(右)と娘のファビアナさん(左)。競技かるたを通じて母娘のきずなはさらに強まった

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