ganasサポーターズクラブ エッセーの会
  • 2020/08/08

スリランカで感じたこと

スリランカ2
*この記事は「ganasサポーターズクラブ」の「エッセーの会」に参加されているパートナー/サポーターの方の作品です

自分は、半年前に訪れたスリランカを舞台に、「宗教」に関わることを書こうと思います。実際に滞在してみて、スリランカでの生活は宗教の影響を強く受けていると感じたためです。どういうところで、そのように感じたのかを挙げていきます。

祝祭日が多い

スリランカは仏教徒が半数以上を占める国です。しかし、仏教以外にも様々な宗教を信仰している方がいます。そのため、キリスト教やヒンドゥー教、イスラム教など、各宗教ごとの祭りに合わせて祝日があります。自分がいたときは、ポヤデーがありました。

●ポヤデー

毎月、満月の日はポヤデーという祝日で、この日はお寺に行きます。(コロナウイルスの影響で、現在はお寺に行けません。)ポヤデーは満月を祝うお祭りで、屋台がたくさん出ています。とりわけ、サトウキビがおいしかったです。夜に行ったら、幻想的で美しかったです。

スリランカ3

●日曜日はお寺

毎週日曜日は、お寺に行ってお経を聞きます。日曜学校のような感じです。老若男女、様々な人が参加しています。(密を避けるため、今は行けなくなっています。)また、お寺は土足厳禁です。裸足が移動しやすいと思います。おかげさまで、足の裏のタコや魚の目がなくなり、きれいになりました。一方、靴下だと坂道で滑ったり、サルと闘うときに不利になるのでやめたほうがいいと思います。場所にもよりますが、お寺はサルが多く治安が悪いです。サルの大好物が献花だそうで、献花を持って歩いていると跳びかかってきます。人間よりも、サルのほうが危ないです。

服は白

スリランカのお寺に行くときは服装に気を付けてください。白い服が正装だそうです。しかし、全身真っ白な服ではなくて大丈夫です。おしゃれな人が多いので、白地の控えめな柄シャツや良い感じの色のジーンズを合わせても目立ちません。ただ、お寺にはよく行くので、いつも白っぽい服を着ていたほうが良いと私は思いました。あと、普通に歩いていても、白い服を着ている人が多いです。スリランカに行くときは、白色の服を持っていくことをお勧めします。

24時間お経

お寺はもちろん、空港のBGMもお経です。朝から晩まで、ずっとお経がかかっています。寝る時もお経は聞こえてきました。仏教徒が多いからか、苦情を言う人はいないみたいです。また、いつもお経を聞いているからか、スリランカ人はお経を暗唱できる方が多いです。日曜学校に通い、24時間お経を聞いて、唱えることもできるのは本当にすごいと思いました。

こうして見てみると、改めて宗教の影響を強く受けていると感じました。ですが、「郷に入っては郷に従え」というように、お寺に行くことを強要されたりはしませんでした。宗教は何を信仰しているのか、あるいはお寺に行きたいかどうか、きちんと聞いてもらえました。あとは、種類は違えど仏教だったので、そこまで気になることはなかったように思います。ただ、一番大変だったのは、お寺歩きに慣れるまで足の裏が痛かったことです。地面は熱いし、傾斜は急だし、かなりきつかったです。ある意味、修行でした。しかし、修行のおかげで今年は堂々と裸足で生活できています。綺麗な足になったからです。やはり、頑張った成果が目に見える形で現れるというのは嬉しいことだと思いました。

(サポーター/Mizuho Hanaoka)

*この記事はganasサポーターズクラブのエッセーの会に参加するパートナー/ サポーターの方の作品です。
*ganasサポーターズクラブのエッセーの会では、エッセーの書き方を学んだりフィードバックしあったり、テーマについてディスカッションしたりして、楽しくライティングをスキルアップしています。
*文責は筆者にあり、ganasの主義・主張ではありません。