- 【フィジーでBulaBula協力隊(11)】語学上達の秘訣は「口論」にあり? 隊員の現地語ぶっつけ学習法
- フィリピン青年海外協力隊が台風被害のレイテで子どもたちを励ますイベント、「お金や物ではなく、笑顔届けよう」
- サーカスの利益で学校を運営、「ファー」の魅力をカンボジア人元パフォーマーが語る
- 農民の健康を支えるのは誰だ、伝統医療の担い手「クル・クメール」がカンボジアの村から消えていく?
- 【バンドン発深夜特急(5)】SNSで恋人の写真を載せまくる! インドネシア人の「他人の幸せを妬まない」性格を育んだのは協働の文化?
- フィリピンの人権活動家・一般市民は「共産主義者」のレッテルを貼られ殺される、FoEなどが警鐘

野外の畑仕事から「外出禁止」に
アロファ・エボ女王は、ブードゥー教の占い師ファーの集まりでダシに選ばれてから1年7カ月が経つ。もともとは農民だった。キャッサバ、アブラヤシ、トマトなどを育て、生計を立てていた。
ダシになったことで畑仕事を辞めることになり、外出も自由にできなくなった。現在は訪れてきた人に祈りを捧げたり、瞑想をして日々を過ごす。
生活は一変した。それでも農民に戻りたい気持ちはゼロだという。「ダシに選ばれたことは使命。この仕事が好きとか嫌いとかは一切ない。私はダシの義務を全うするだけ」。この言葉を繰り返し発した。

8畳ほどの広さの家でダシと一緒に暮らす4人の世話係。すべて女性だ
1 2