英語教師・お菓子作り・音楽活動に励む三刀流セネガル人がいた!「好きなことをして生きたい」

サリウ・コネさん。自分の「好き」に素直に英語教師、飲食業、音楽活動に勤しむ(ダカールで撮影)

お菓子を作り、音楽活動にも励む英語教師がセネガルの首都ダカールにいる。サリウ・コネさん、34歳だ。英語教師として3つの塾の講師と家庭教師を務めるかたわら、お菓子や軽食を作って販売。さらにはシンガーソングライターとしても活動する。「好きなことをして生きていたい」と自分の気持ちに正直に多分野で活躍する。

英語は自分の世界を広げる

コネさんはいま3つの塾に所属し、英語を教えている。「12時から午後2時、4時から6時、6時から8時と、1日に3つのクラスをそれぞれ異なる塾で教えているよ」。加えて個人としても毎週日曜日に英語のオンラインクラスを持つ。生徒数は7人だ。

英語教師としての平均月収は25万CFAフラン(約6万8300円)。セネガルの平均月収の2倍以上だ。

カザマンス地方(セネガル南部)出身の母と隣国マリにルーツを持つ父の元で生まれたコネさんは多言語が飛び交う環境で育った。コネさん自身も幼少期から言語に興味があり、特に英語が好きだったという。世界共通語の英語が自分の世界を最も広げてくれると思ったからだ。「外国人が地元に来た時はいつも駆け寄って英語で話しかけていた」(コネさん)

中学校から英語を本格的に学び始めたコネさん。彼の英語への思いは大人になっても変わらなかった。2019年から、塾で英語教師として働き始めた。「いまでも英語の辞書を開き、知らない単語を見つけては覚えている」とコネさん。好きな言語への探究心は教師を始めて7年目を迎えても絶えない。

レシピ・調理・配達を自分でする

多忙を極めるコネさんは飲食業も個人で営む。キッシュやタコス(セネガルのタコスは「ブリトー」に似ている)などの軽食から誕生日用のホールケーキまで多様なメニューをそろえる。コネさんは「レシピは自分で考案している」と言い、受注から調理、配達まで自分でこなす。

キッシュとタコスの値段は350CFAフラン(約95円)、ケーキは1万2000CFAフラン(約3300円)から1万5000CFAフラン(約4100円)。イスラム教ムリッド教団の祭りマガル・トゥーバの日には200万CFAフラン(約55万円)の収入を得たというから驚きだ。「(注文数が多くて)作るのに3日かかったよ」と笑う。

コネさんが料理に興味がわいたのはコロナ禍が始まった2020年。たまたまテレビで見た料理番組がきっかけだった。料理教室にすぐに通い、8カ月後には自分の料理を売るまでになった。

塾講師としての仕事終わりに料理を家で作るコネさん。「楽しいね」と自らが作った料理の写真を嬉しそうに見せる。

コネさんが作ったバースデーケーキ

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