アブダビ首長国にある観光客に人気のモスク。筆者はドバイの旧市街のスーク(市場)で買った、イスラム教の女性が身につけるスカーフとドレスを着ている
アルコールは持ち込みすら禁止
3位は、ドバイの隣にあるシャルジャ首長国。首都のシャルジャ市はアブダビ、ドバイに次ぐUAE第3の都市といわれるものの、高層ビルが少ない。ドバイではあまり見かけない大きなモスクや森林浴ができそうなほどヤシの木が生い茂る公園があり、「都会で働いても、住む場所は郊外がいい」という私にはぴったりだ。
ただイスラム教の宗教色は強め。アルコールを飲むのはもちろん、持ち込むことすら禁止だ。女性だけで夜に外出するのもよくないのか、私がペルー人と日本人の友だち(ともに女性)とシャルジャ市内を歩いていると、みんなからジロジロ見られる。深夜まで開くクラブやバーが結構あるドバイとは大違い。
4位は、UAEで最も小さい首長国であるアジマン首長国。シャルジャを抜けると「あれ、いつの間に入ったのか」と気づかないほど、こじんまりしている。
街中の一角で私は、「I love Ajman」の文字が入った赤いハートのオブジェがある外壁を発見。小さいからこそ自国に強い誇りをもっているのが伝わってきて、ほっこりした。